2018年度  商法第3部

【講義予定】

 回 月日   内容
 1  4/6  Ⅰ 商法の適用と商行為総則
 2  4/10  Ⅰ 商法の適用と商行為総則
 3 4/13   Ⅱ 商事売買(1):国内売買
 4 4/17 Ⅱ 商事売買(1):国内売買 
 5 4/20 Ⅱ 商事売買(1):国内売買
 6 4/27  Ⅱ 商事売買(1):国内売買/Ⅲ ファイナンスリース 
 7 5/1  Ⅲ ファイナンスリース/Ⅳ 商取引の仲介
 8 5/8 Ⅲ 商取引の仲介 
 9 5/11 Ⅳ 商取引の仲介 
 10 5/15   Ⅳ 商取引の仲介 
 11 5/18  Ⅴ 商事売買(2):国際売買 
 12 5/22  Ⅴ 商事売買(2):国際売買 
 13 5/25 Ⅴ 商事売買(2):国際売買/Ⅵ 物流:物品運送・倉庫 
 14 5/29  Ⅴ 物流:物品運送・倉庫  
 15 6/5  Ⅵ 物流:物品運送・倉庫 
 16 6/8  Ⅵ 物流:物品運送・倉庫 
 17 6/12 Ⅵ 物流:物品運送・倉庫 
 18 6/15  Ⅵ 物流:物品運送・倉庫 
 19 6/19  Ⅵ 物流:物品運送・倉庫 
 20 6/22  Ⅶ 人の移動 
 21 6/26  Ⅷ 保険 
 22 6/29 Ⅷ 保険 
 23 7/3  Ⅷ 保険 
 24 7/6  Ⅷ 保険 
 25 7/10 Ⅸ 金融取引 
 26 7/13 Ⅸ 金融取引 

【教室で使用したパワーポイント・ファイル】
講義予定の回数に教室で使用したパワーポイント・ファイルをリンクしておきます(パスワードは教室で示します).
パワーポイントは,口頭で述べるには複雑すぎる法律関係を図示する等といった目的のために用いており,講義の重要なポイントを網羅的に拾っているものではありません.スライドにないけれども,講義で触れた重要な論点も数多くあります.以下のファイルは,講義中は図を写したりせずに,スライドを見ることに集中できるようにアップしているものであり,これを講義の要約のように受け取って復習したり,試験勉強をしたりしないように注意して下さい.


講義資料

 


※2018年5月18日,「商法及び国際海上物品運送法の一部を改正する法律案」が成立しました.
整備法を入れると膨大な条文がありますが,差し当たり,商法569条~683条,684条~787条および国際海上物品運送法の条文新旧対照表をダウンロードし,講義に持参して下さい.
改正の内容については,「商法(運送・海商関係)等の改正に関する要綱案」(平成28年1月27日決定)を参照して下さい.


 国際航空運送についてのある規則の統一に関する条約(モントリオール条約) 日本語訳


【参考文献】
Ⅰ 商法の適用と商行為総則

藤田友敬「総論:商法総則・商行為法の現状と未来」NBL935号7-16頁(2010年)
藤田友敬「規範の私的形成と国家によるエンフォースメント:商慣習法を素材として」(COEソフトロー・ディスカッション・ペーパー・シリーズCOESOFTLAW-2006-2


Ⅱ 商事売買(1):国内売買

内田貴「強制履行と損害賠償――『損害軽減義務』の観点から」法曹時報42巻10号2639-2667頁(1990年)
江頭憲治郎「商取引における指図による占有移転」法学協会雑誌117巻2号147頁(2000年)
米倉明「流通過程における所有権留保再論」法学協会百周年記念論文集第3巻339頁(有斐閣,1983年)

藤田友敬「契約法の経済学:契約関係への最適投資のためのインセンティブ・メカニズム」ソフトロー研究第11号141-168頁(2008年)


Ⅲ ファイナンスリース

道垣内弘人「ユーザーによるリース物件の使用が不可能になった場合におけるリース料支払債務」金法1396号76頁


Ⅳ 商取引の仲介


柏木昇「継続的取引契約の解消と代理店・販売店の保護」新堂幸司=内田貴『継続的契約と商事法務』(商事法務,2006年)57頁
尾島明・ジュリスト1256号177頁(最判平成15年2月21日の調査官による解説)
潮見佳男「損害保険代理店の保険料保管専用口座と預金債権の帰属(下)契約当事者レベルでの帰属法理と責任財産レベルでの帰属法理(上)(下)」金法1683号39頁,1685号43頁
岩原紳作「預金の帰属」黒沼悦郎=藤田友敬編『企業法の理論 江頭憲治郎先生還暦記念論文集 下』(2007年)421頁

Ⅵ 物流

法制審議会 - 商法(運送・海商関係)部会
 改正法の審議.

運送法制研究会報告書(2013年12月)
 法制審における議論の前段階での検討

落合誠一「運送法の課題」『運送法の課題と展開』(弘文堂,1994年)1頁
落合誠一「複合運送人の責任」竹内昭夫編『特別講義商法Ⅱ』(有斐閣,1995年)211頁
小林登「定期傭船契約の法的諸問題」竹内昭夫編『特別講義商法Ⅱ』(有斐閣,1995年)246頁
江頭憲治郎「貿易・海上運送とEDI」落合誠一=江頭憲治郎編『海法大系』(商事法務,2003年)371頁


ヘーグ・ヴィスビー・ルールズと国際海上物品運送法の関係について
藤田友敬「統一条約の受容とその国内的変容---国際海上物品運送法を例として」吉原和志=山本哲生『関俊彦先生古稀記念 変革期の企業法』(商事法務,2011年3月)369-407頁

Ⅶ 保険

山下友信「オール・リスク損害保険と保険金請求訴訟における立証責任の分配」川井健=田尾桃二編『転換期の取引法―― 取引法判例10年の軌跡』(商事法務、2004年)515頁
洲崎博史「保険法のもとでの他保険契約の告知義務・通知義務」竹濱修他編『保険法改正の論点 中西正明先生喜寿記念論文集』(法律文化社,2009年)82頁
上柳克郎「譲渡担保と保険」『商事法論集』(有斐閣,1999年))153頁
山下友信「生命保険金請求権取得の固有権性」同『現代の生命・傷害保険法』(弘文堂,1999年)51頁<BR>
山下友信「保険契約の解約返戻金請求権と民事執行・債権者代位請求」同『現代の生命・傷害保険法』(弘文堂,1999年)145頁
山下友信「保険契約と損益相殺---搭乗者傷害保険を中心として」同『現代の生命・傷害保険法』(弘文堂,1999年)269頁
山下友信「保険契約と民事責任」同『現代の生命・傷害保険法』(弘文堂,1999年)289頁
山田誠一「重複填補」問題の理論と現実(1)(2)」NBL508号30頁,509号27頁(1992年)
樋口範雄「Collateral Source Ruleと日米不法行為法」学習院大学法学部研究年報20号171頁(1985年)


Ⅸ 金融取引

金融法委員会「金融デリバティブ取引と賭博罪に関する論点整理」(平成11年11月29日)
新堂幸司「スワップ取引の法的検討(上)・(下)――ISDA契約の倒産法上の問題について」NBL523号6頁,524号12頁(1993年)
新堂幸司「金融派生商品取引の倒産法的検討(上)・(下)――1992年版ISDA基本契約における一括清算条項の効力」NBL552号6頁,553号13頁(1994年)
新堂幸司「多数当事者間のネッティング(上)・(下)ISDAマスター契約における一括清算条項のマルチ化」金融法務事情1469号19頁,1463号19-23頁(1996年)
藤田友敬「金融取引の決済の安定と法制度―――清算機関を通じた決済と倒産法」斎藤誠編著『日本の「金融再生」戦略  新たなシステムの構築をどうするか』133-159頁(中央経済社,2002年)